東京2020 会場ガイド:ヘリテッジゾーン会場
世界最大のスポーツイベントが、東京で開催されようとしています。開催地である東京は、今後1年以内に世界中からやってくる訪問客を迎え入れるべく、最終準備に余念がありません。新型コロナウィルスによるパンデミックのため、あらゆるスポーツイベントが2021年に延期となりましたが、それでも日本の投資家やエンジニア、その他の労働者たちは、この素晴らしい会場の建設を止めませんでした。
ヘリテッジゾーンという名称が示しているように、この複合施設には1964年の東京オリンピックで使用され、アイコンとなったアリーナが含まれています。それでは詳しく見ていきましょう。
オリンピックスタジアム
2019年までに建設が終了した新しい国立霞ヶ丘陸上競技場は、1964年の東京オリンピックの跡地に建設され、最高水準の巨大建造物です。当初は2020年の東京オリンピックの開会式や閉会式、サッカー競技、陸上競技の会場として使用される予定でしたが、新型コロナウィルスのため、日本当局は予定を変更しました。しかし、当初の予定が来年に持ち越されることは間違いないでしょう。
この8万席のスタジアムを保有しているのは、日本スポーツ振興センターです。2019年にはここでラグビーワールドカップ、日本陸上選手権、サッカーの国際試合が開催される予定でした。国立霞ヶ丘陸上競技場があるのは神宮エリアです。
東京体育館
東京体育館は、1964年の東京オリンピックで水球と体操の競技会場として使用された建物です。ここは卓球の競技会場として使用される予定です。毎年何百万人もの人々が、この現代的で洗練されたデザインに魅了され、運動やスポーツの練習をしたいと願っています。この施設の特徴は、一万席ある観客席、整備の行き届いたフィットネストレーニングルーム、そしてサブアリーナです。
国立代々木競技場
国立代々木競技場は、ハンドボールの競技会場になる予定です。この世界的に有名な建造物は、高圧の吊り構造技術を用いた屋根を採用しており、彫刻レリーフが数多く施されているのが特徴です。国立代々木競技場は、1964年にバスケットボールと水泳の競技場として使用するため、丹下健三氏によって設計されました。
現在に至るまで、この建造物はオリンピックレガシーとしての高い適応性と評価を維持しています。国立代々木競技場は、素晴らしい明治神宮の森と代々木公園の近くにありますが、この二つも1964年のオリンピックの遺産です。
日本武道館
柔道にとっての日本武道館は、テニスにとってのウィンブルドンです。この会場はオリンピックの初めての柔道競技会場となり、1964年の東京オリンピックの重要な遺産となりました。日本武道館では定期的に、柔道大会やコンサート、その他のイベントが開催されています。
当初、2020年の東京オリンピックでは、柔道と空手の競技会場になる予定でした。独特の魅力をもつ日本武道館は、競技者にも観客にもすばらしい経験を提供してくれることでしょう。
東京国際フォーラム
東京国際フォーラムは、ウェイトリフティングの競技会場となる予定です。東京の中心部にあるこの建造物は、大手町や丸の内といった日本の最重要ビジネス地区に取り囲まれています。
東京国際フォーラムが見事な現代建築物であることに同意する人は多いでしょう。多目的ホールとアートセンターを持つこの施設には、毎年4百万人以上の訪問客が訪れています。
国技館
国技館は、日本の国技である相撲のホームグラウンドです。すり鉢状の構造が特徴で、ボクシング競技には最適です。観客は四方からの眺めをさえぎられることなく、最高の視界が得られるでしょう。