武蔵野の森総合スポーツプラザ
武蔵野の森総合スポーツプラザは、わずか 3年前に建設された比較的新しい施設です。施設の名称が示す通り、武蔵野の森総合スポーツプラザは、個性的なデザインと目を引く屋根を持つ多目的施設です。同施設は 50 m の屋内プールを特徴としており、競技から初心者向けのレッスンまで、さまざまなイベントに利用されています。
また、この複合施設には、日常的に利用できるフィットネススタジオ が2か所、サッカー場、施設の裏にある陸上競技場が備わっています。しかし、この建物には、オリンピックが開催されるメインアリーナがありません。メインアリーナは現在建設中で、座席に背もたれがありませんが、観客は 一万人収容可能です。
4千9百平方フィートもの広大な敷地を有する武蔵野の森総合スポーツプラザには、エレベーターやスロープも十分に配置されているため、車いす利用者の方が非常に利用しやすい設計となっています。武蔵野の森総合スポーツプラザでは、手ごろな価格ですぐに食べられる食事を提供している小規模なレストランが、多数営業しています。アリーナ内では、「カフェ・シャトル」も軽食や飲料を提供しています。
一方、敷地内には、スポーツ用品好きの方に向けたスポーツショップが複数入っています。ただ、これらのショップの大半はサッカー関係です。都市の中心部から離れ、他のスポーツも見てみたい方には、武蔵野の森総合スポーツプラザに行ってみることをお勧めします。
オリンピック競技大会
新型コロナウイルスの感染が拡大する前、東京オリンピックとパラリンピックの競技の多くを、同施設で開催することが予定されていました。都市の中心部から離れており、東京スタジアムに隣接していることが考慮されたのです。前述の通り、武蔵野の森総合スポーツプラザは、素晴らしいインフラを特徴とする、最新の会場の 一つです。
同施設では、パラリンピックの競技1種目とオリンピックの競技 2種目からなる、3種の競技が開催されることになっています。第1種目はバドミントンで、10 日間の開催となっている一方、第2種目は近代五種競技です。パラリンピックについては、人気の車椅子バスケットボールが武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されます。
バドミントンはオリンピックの公式種目で、1992 年のバルセロナ大会で初めて導入されました。バドミントンは、バルセロナ大会の 20 年前に開催された 1972 年ミュンヘン大会で簡単に行われましたが、当時はあくまでもデモンストレーション用のスポーツという位置付けでした。
バドミントンは、競技と羽根付きが融合したものです。羽根付きは誕生当時、ヨーロッパやアジアの各国で何世紀にもわたり行われていました。しかし、今日知られているバドミントンは、羽根付きよりもずっと歴史が浅いスポーツです。バドミントンは 1860 年、新競技バドミントン・バトルドーとして初めて登場しました。
武蔵野の森スポーツ複合施設で実施される近代五種競技は、1種目のみとなります。一連の競技で最初に行われるのは、フェンシングです。フェンシングでは、この競技の中で最も大きな剣とされるエペを、対戦者同士が使用します。
近代五種競技は、選手が直接対決する短時間のラウンドが数回行われることを特徴としています。試合時間は、わずか 1分です。指定された時間枠内に、対戦者がどちらもポイントを獲得できなかった場合は、双方負けとされます。総当たり戦の終了時に、最も高いポイントを獲得した者から順に、選手がランク付けされます。
パラリンピックで最も注目を集める競技の 一つである車椅子バスケットボールが、武蔵野の森総合スポーツプラザで開催される予定です。